オンラインカジノの入出金を変えた電子決済サービス
日本でのオンラインカジノの人気は年々高まりを見せています。
その人気の背景にはカジノ法案の成立があります。
もうまもなく日本初のカジノが誕生するということで、カジノについての検索からオンラインカジノを知りアカウントを開設する方が増えています。
オンラインカジノは非常に魅力的なギャンブルです。
ペイアウト率は90%を超えていますし、365日24時間いつでも利用することができます。
ゲームの種類も豊富で数百種類ものゲームが用意されています。
このようにオンラインカジノはその他のギャンブルと比べて魅力的な多くありますが、海外のサービスであるため入出金の面で苦労してしまうことがあります。
銀行からの振り込みの場合であれば海外送金となるので着金まで数日かかりますし、手数料も高くなってしまいます。
最近はクレジットカードでの入金も可能となっていますが、クレジットカードでは入金はできても出金することができません。
こうしたオンラインカジノが海外のサービスであるということから、入出金で足踏みをせざるを得ない場合もあります。
そこでオンラインカジノの入出金をスムーズに行うためにおすすめしたいのが電子決済サービスです。
電子決済サービスとはネット上の口座を利用し資金の移動を円滑にするためのサービスです。
現在ほとんどのオンラインカジノが入出金に電子決済サービスを導入しています。
自国のオンラインカジノを利用する場合は、振込にしろ、ネットバンキングでの送金にしろ銀行口座からの送金ですぐにゲームを楽しむことができます。
しかし、これが多国間となるとそうはいきません。通貨が違えば、送金にも手間を要します。
電子決済サービスはこのようなオンラインカジノのネックとも言うべき点を解消し、多国間でのスムーズな入出金を可能としました。
こうした電子決済サービスの力によって、オンラインカジノ自体もその人気を高めることに成功しました。
オンラインカジノの入出金の顔となっていたネッテラー
世界には多くの電子決済サービスがありますが、オンラインカジノの電子決済サービスとしてその名を馳せ、オンラインカジノの運営、プレイヤーどちらからも必要とされていたのがネッテラーという電子決済サービスです。
ネッテラーは1999年に開設された電子決済サービスで、オンラインカジノに留まらず、様々なギャンブルの入出金手段として利用されています。
資金移動がスピーディーということだけではなく、安全性も非常に高いサービスだったため、その人気は開設した時からとても高く、わずか数年でどこのオンラインカジノでも目にする入出金手段となりました。
そして、そのオンラインカジノ業界への参入によって、2004年には株式市場に上場するまでに成長しました。
さらにネッテラーは、国が認める上場企業ということに加え、イギリスの金融庁管轄により運営されているので、安全性、信頼性の高さに関してはその他の電子決済サービスよりも頭1つ飛び抜けています。
利用方法もとても簡単で、銀行送金、クレジットカード、仮想通貨等の入金方法の中から自分が利用しやすい方法を選択し、入金額を決めるだけです。
円からドル、ユーロなどへの換金もその時のレートをもとに自動で行ってくれるので、わざわざ外貨を用意したり、特別な手数料を払ったりする必要はありません。
海外のサービスながらも入金が反映されるまでの時間も短く、1時間から2時間程度で入金額が反映される入金手段もあります。
そして日本人プレイヤーにとって嬉しいのは海外送金ではなく国内送金も用意されていたことです。
ネッテラーが日本の振込先として委託していた会社に振り込むことにより、海外送金と比べずっと手数料を安く抑えることができます。
海外送金の場合は、振込金額にもよりますが5千円程度の手数料が必要となるので、こうした国内送金の用意は日本人プレイヤーにとって大きなメリットとなっていました。
また、ネッテラーは日本語への対応も行っていたので、サイトのページはもちろん、アカウント作成時も日本語の案内に沿って作成を行えたので、誰でも簡単にアカウントを作成することができました。
ネッテラーは日本語の他にも数多くの言語に対応していたので、日本のように国内にオンラインカジノを持たない国の人たちがどんどんオンラインカジノへ参戦するようになりました。
こうした多言語対応によって、ネッテラーはオンラインカジノの人気に加速をかける手伝いも果たしました。
ネッテラーが2016年に日本から撤退した理由
ネッテラーは優れた電子決済サービスとしてオンラインカジノでは非常に重宝されたサービスでした。
日本語対応、素早い入出金サービスにより日本人プレイヤーのほとんどが入出金にネッテラーを選択していました。
しかしそうした日本人プレイヤーからの支持がありながらもネッテラーは2016年に日本から撤退しました。
ギャンブル目的での日本国内からの利用の禁止。
その突然のネッテラー側からの報告は日本人プレイヤーに大きなショックを与えました。
このネッテラーの日本からの撤退は、金融庁による法律上グレーな存在であったオンラインカジノへの取り締まり強化の影響だとされています。
しかしながら、オンラインカジノはそうした取り締まりにあいながらも、結果的に現在まで違法ギャンブルとは認定されていません。
今後はカジノ合法化によって、オンラインカジノも合法化されるのではないかとの期待の声も高まっています。